• Tokiwa Eisuke

この世界は無限に地獄である

世界がもし100人の村だったら」という話があります。その中であえて以下の部分だけを切り取ります。


20人は栄養がじゅうぶんではなく、1人は死にそうなほどです。 すべての富のうち、6人が59%をもっていて、みんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を、20人がたったの2%を分けあっています。 すべてのエネルギーのうち、20人が80%を使い、80人が20%を分けあっています。 75人は食べ物の蓄えがあり、雨露をしのぐところがあります。でも、あとの25人はそうではありません17人はきれいで安全な水を飲めません。 もしあなたがいやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに、信仰や信条・良心に従って、なにかをし、ものが言えるなら、そうではない48人より恵まれています。 もしもあなたが空爆や襲撃や地雷による殺戮や武装集団のレイプや拉致におびえていなければ、そうではない20人より恵まれています。

こういった被害に遭っている人たちがただ「自然淘汰」として死んでいくだけなら、倫理的な問題はおいておいて、「関係のない側の人たち」は無関心で良いかもしれません(現実問題みな無関心ですから)。しかし、この中から犯罪者やテロリストが生まれやすいことは確かであり、彼らは「関係のない側の人たち」を攻撃します。


攻撃された「関係のない側の人たち」は、攻撃されることによって「関係のある側の人たち」に変わっていきます。その時に初めてこの世界の地獄、闇、不条理に気づくのです。そして無関心だったからこそ、攻撃されることに何も対策をしていなかったし、攻撃されたあとの生活を改善する対策もしていないのです。


そして無関心でいられる人たちの世界ではそれを「自己責任」として切り捨てていきます。結果的にすべてを対策できる資源(人材・物資・財政・情報)を持っている人たちだけがずっと関係がないのですが、「いつか関係のある側に回るかもしれない」という関心があるからその資源を用意できるのです。


きっと多くの人は犯罪者やテロリストが嫌いでしょう。しかし、彼らも幸せになる仕組みを作らなければ、彼らは永遠に生まれ続け、そして関係のない側の人たちを攻撃しつづけます。多数決を優先していれば、少数派が良い生活を送れずに多数派に悪影響を及ぼしていくでしょう。


彼らを幸せにする仕組みは、AIでもなければブロックチェーンでもなく、遺伝子編集でもなければ宇宙旅行でもありません。そんなことをしていても彼らは生まれ続け、何も世界は変わりません。


北欧の人々が高い税金を払ってでも医療や育児が無料になって幸福度が高いことを示しているように、きっと多くの人はとても当たり前な幸せを求めています。例えば親子で楽しい夕ご飯、友達との休日の遊びなどです。僕はシンプルにそれをスマホからできるようにするだけです。