• Tokiwa Eisuke

例えば10年後、自分の子どもが、インドから日本に来た移民によって犯罪被害に遭ったら

そんなとき子どもに言われるだろう。「なんで僕/私が被害に遭わなければいけなかったのか?」


別にインドからである必要性はない。中国や韓国、インドネシアかもしれない(美しい国だと聞いてきてみたら仕事がうまくいかない)。国内の日本人かもしれない。その犯罪者も過去に別の犯罪に巻き込まれており、精神的に安定していないかもしれない。お金を稼ぐ方法をしらず仕方なく強盗に及んだのかもしれない。


世界はより不安定な方向に向かっていく。気候変動による資源の偏在、100億人への人口増加、さらなる機械化による仕事の自動化・高度化、などなど。


誰かが絶対に悪人になることはない。しかし、悪人になる可能性を高める要因は存在し、その要因ごとに解決策は存在する。例えば性犯罪は、犯罪者の性欲よりも支配欲の方が強かったりする。


また100人中99人を犯罪とは無縁な幸せな生活にしたところで、そこから抜け落ちた1人が99人を巻き込み、99人から4人が抜け落ち、95人となり、無限ループとなっていく。この社会は多数決でできているため、多数派が無縁ならそれでいいのだが、少数派が多数派に影響を与えることを多数派はリテラシーが低く、無視してしまう。


残念ながらどんなに対策を打とうが今の社会では自分の子どもを100%犯罪から守ることはできないが、少なくともあなたの趣味や仕事が直接的に防犯になることは少ないだろう。少しでも防犯の確率をあげたければ自分の行動を変えるしかない。


タイムマシンにのって犯罪に至る前の犯罪者の声を聞いてみたらどうだろう。例えば彼ら・彼女らは「寂しかった」とか「仕方なかった」と言うかもしれない。なぜそんな状況に陥ったのか?


直接的な原因は想像しやすい。しかしあなたは間接的な原因は想像したくないだろう。なぜなら自分自身がそんな社会を作ってしまった原因であるからだ。投票には行かなかったし、その年齢まで何か能力をあげたわけでもないし、ボランティアで人助けをしたわけでもない。


そんな過去の自分を無視してできることと言えば「XXを排除しろ!」と今の自分を引き続き正当化して、相手をこの世から消すことだろう。目の前の害虫を駆除しても世界全体からはいなくならないのがわからないのだ。


これらを簡単な言葉でまとめれば「根本的な解決策」が求められる。しかしそれは全然単純ではなく、1つのウルトラCなどなく、何個も重なっている。複数あるから自分の今やっていることを正当化しやすいかもしれないが、それは間違いだ。


リテラシーの低い人はCMを見ても否定的な考え方をしているので行動を変えない。メルカリのCMをみて、メルカリをつかって大きく儲けて、その儲けで家族を作って幸せに生きることで犯罪から遠ざかる。そんなことはあり得ないし、あり得てもすごく数が少ない。


リテラシーの低い人がどんな考え方で生きているのか。単純に安いものを買う。楽に稼げることで仕事をする。そんなものだ。それを怠慢とか自己責任と切り捨てることで、さらにリテラシーの低い人の生活は悪化していく。


怠慢を理解し、相手の今いる場所が1なら、2に引き上げてあげることが必要だ。6の人なら7に、14の人なら15に引き上げてあげる必要があるが、この社会は40以上の人だけしか引き上げようとしない。短期的に収益を見込みやすいからだ。


こんな社会に怒りを感じる。その社会によって起きる将来のリスクに焦りを感じる。そのリスクが顕在化したときの自分に無力さを感じる。ただただ地獄である。スマホを使って一気に大勢を、さらに個別に最適化して引き上げなければいけないのだ。